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【TVで紹介】起動できない！加古川市内の受付店にお持ち込み頂いたDELLのPCから特急でデータ復旧に成功(加古川市　製造業）

2024.10.03

メーカー：DELL製
型番：OPTIPLEX 3020 SFF　容量：500GB
症状：起動できない
障害：重度物理障害
期間：4日間

加古川市受付店持込事例　お問合せ内容：朝出社したらWindowsが起動できなくなっていた

先日、DELLのOPTIPLEX 3020SFFにWindows7をインストールし、在庫管理ソフト専用のパソコンとして使用されていた加古川市内で製造業をされているお客様からご相談がありました。ある朝、パソコンが急に起動しなくなり、画面には黒背景に白文字の英語が表示されているものの、内容がわからないとのことでした。業務に不可欠な在庫管理ソフトが使えない状態になっており、早急な対応が求められました。お客様は「すぐにでも業務を再開したいので、何とか復旧してほしい」と非常に焦った様子でお電話をくださいました。当店までお持ち込み頂く時間もなく、当社の受付店に持ち込みたいとの事でした。パソコンなどを触るのが増えてと言う事でそのまま本体をお持込み頂いた所、箱詰めもしなくていいから安心しましたと仰って頂けました。

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加古川市受付店持込事例　診断結果：磁気ヘッド損傷による重度物理障害と診断

お預かりしたパソコンを診断したところ、内部のハードディスクにヘッド損傷が発生していることが確認されました。これは、ハードディスク内部のデータを読み取るための部品である「ヘッド」が物理的に損傷している状態であり、通常のソフトウェアを使った修復では対応できない問題です。こうしたケースでは、クリーンブースという専用の環境で作業を行い、同じ型番の正常なハードディスク（ドナー）からヘッドを移植する必要があります。当社では多種多様なドナーを在庫しているので、すぐに同じ型番のドナーから磁気ヘッドの移殖が可能な状態でした。またクローンディスクの作成を含めて迅速に対応を進めることが可能でした。お客様に状況をお伝えすると特急対応でのご依頼を正式に頂戴したので早速作業に取り掛かります。

加古川市受付店持込事例　復旧作業：磁気ヘッドの移殖及び精密なクローンディスクの作製に成功

診断結果を元に、早速クリーンブースにてヘッドの移植作業を行いました。クリーンブースは無塵状態を保った作業環境であり、非常に繊細なハードディスクの内部作業には欠かせません。ドナーから無事に正常動作可能なヘッドを取り外し、お客様のハードディスクに移植しました。その後、専用の復旧ツールを使ってクローンディスクの作成を開始しました。この段階で、不良セクタ（データが破損している領域）が複数見つかりましたが、データに影響を与えないようこれらをバイパスしつつ、99.99％以上の精度でデータをクローニングする事が出来ました。作業全体は問題なく進行し、わずか4日で全てのデータを復旧し終えました。

加古川市受付店持込事例　作業結果：最重要データを含めたすべてのデータが復旧！

復旧が完了した後、お預かりしているPC本体にクローンディスクを元のHDDの代わりとしてそのまま取り付けました。システムの起動テストを行ったところ、問題なくWindows7が立ち上がり、在庫管理ソフトも従来通りに動作することを確認できました。業務に不可欠なデータが全て復元されていたことに、お客様は非常に安心された様子で「これで仕事を進められます。本当に助かりました！」と感謝の言葉を頂きました。トラブル発生からわずか4日での対応完了に、大変満足していただけました。

加古川市受付店持込事例　技術員より

今回のようなハードディスクの物理障害は、いつ起こるか予測ができません。そのため、専門家として今後のトラブル防止策をいくつかご提案させていただきます。まず、定期的なバックアップの実施が最も重要です。外部ストレージやクラウドサービスを活用し、大切なデータは複数の場所に保存しておくことをお勧めします。また、ハードディスクは消耗品であり、長期間使用していると故障のリスクが高まりますので、パソコンの状態を定期的にチェックし、異音や動作が遅くなった際は早めに診断を受けることが重要です。最後に、重要な業務システムを運用するパソコンには、予備機の準備をしておくことも重要です。