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加古川市データ復旧事例 – 突然アクセス出来なくなったQNAP製NAS TS-431Xからデータ復旧に成功（加古川市　機械設計）

2024.05.14

メーカー：QNAP
型番：TS-431X　容量：4TB×4
症状：認識されない
障害：RAID障害
期間：1週間

加古川市データ復旧事例：お客様より　QNAP製NASを利用しているが、突然アクセス出来なくなった

加古川市の法人様よりデータ復旧のご相談を受けました。QNAP製のNAS TS431Xをご利用されているとの事ですが、昨日突然アクセス出来なくなったとの事です。NASを確認すると、HDD2と4に赤いランプが点いており付属ソフトのQFinder上でもHDDの異常を示すアラートが表示されていたそうです。メーカーサポートに確認してもHDDが2台故障していると言う事でRAID5であれば復旧業者に対応してもらった方がいいと言われたそうです。ご郵送頂く事も可能ですが、お持込頂ければその場ですぐ診断も可能であるとご案内しました。すぐに今からお越しになられるとの事でしたので、当店の情報をご案内しお越し頂けるのをお待ちしました。

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加古川市データ復旧事例：診断結果　2台の内蔵HDDに障害発生を確認　

ご来店頂き、QNAPを早速お預かりし診断を行いました。ランプが点いている2番と4番のHDDを診断すると2番HDDに不良セクターが発生している事が分かりました。4番のHDDも不良セクターが発生していました。どちらかのHDDは昨日より以前に障害が発生していたがそれに気づかず3本でNASとしてご利用になられていたのではないかと判断しました。お客様にご案内した所復旧依頼を頂いたので作業を進めていきます。

加古川市データ復旧事例：復旧作業実施　QNAP内蔵のHDDとクローンディスクで仮想RAIDを再構成

まずは2番のHDDを専用機器を使ってクローン作製を行います。専用機HDD内の磁気ヘッドを制御し、通常アクセスできない不良セクタ上のデータにアクセスします。また読み込む時間や回数などを調整し、出来るだけ精度の高いクローンを作製していきます。結果的に99.99%以上の精度でクローンを作製する事が出来ました。元々内蔵されていた1番と3番のHDDと2番のクローンディスクを専用機器に番号順に接続し、仮想RAIDをRAID5で再構成します。無事RAID5で仮想RAIDを構成する事が出来たので、RAID内の保存領域からお客様のデータを別のHDDに確保していきます。

加古川市データ復旧事例：復旧作業の結果　QNAP内に保存されていた重要なデータもすべて復旧

お客様にデータ復旧完了のご案内をしデータ確認にお越し頂きました。10TB程のデータ量の為、すべてのデータをご確認頂く事は難しいですが、要所要所を確認頂いた所、問題なく開く事が出来ました。またCAD等、当店では確認できない特殊なファイルについてはお持込頂いたPCでご確認頂きこちらに付いても問題ない事が分かりました。確保したHDDをレンタルHDDとして納品させて頂き、案件完了とさせて頂きました。