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明石市データ復旧事例 – ハードディスク交換後、全くアクセス出来なくなったQNAP製NAS TS-231Kから特急対応でデータ復旧に成功（明石市　飲食店）

2024.05.09

メーカー：QNAP
型番：TS-231K　容量：3TB×2
症状：認識されない
障害：RAID障害

明石市データ復旧事例：お客様より　QNAPの共有フォルダに突然アクセス出来なくなった

明石市の飲食店様よりデータ復旧のご相談がありました。お話を伺うと現在QNAPのTS-231Kを1TB×2のRAID1構成でご利用だったが残りの容量が少なくなった為、3TB×2に変更を行っていたそうです。指示通りに交換作業を進めていくと1台目交換後リビルドが自動で行われていて、その間は通常営業を行っていたそうです。閉店時もまだリビルドが行われたとの事でした。翌日出勤するとまだリビルド中でしたが、PCで事務仕事していると突然QNAPにアクセス出来なくなったとの事でした。ハードディスクの故障を意味するメッセージが表示された為確認するとハードディスクが壊れているとの事でした。これまで店内で行った際のイベントの写真や動画などを保存していたとの事です。またメニュー写真や顧客の住所録や売上台帳なども保存されている等、非常に重要なデータになる為何とか復旧して欲しいとのご相談でした。こちらにお持込頂ければその場で診断が出来る事をお伝えすると、この後お越し頂けるとの事でしたので、当店の情報をご案内し、お越し頂けるのをお待ち致しました。

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明石市データ復旧事例：診断結果　QNAP製NAS既設ハードディスクに不良セクターがある事を確認　

明石よりQNAP製NASと交換したハードディスクをお持込頂きました。早速お預かりし診断を行います。各ハードディスクをデータ復旧専用機器に接続し診断すると、QNAPに既設されていたハードディスク内に不良セクターが発生している事が分かりました。また、交換したハードディスク内のデータは元データの半分も満たしていない為、リビルド中に既設ハードディスクに負荷がかかり不良セクターが発生しRAID崩壊を起こしたと判断しました。物理障害の処置を行い、仮想RAIDで再構成することによりデータ復旧できる可能性がある事をお伝えすると正式に復旧依頼を頂戴しましたので早速作業に取り掛かります。

明石市データ復旧事例：復旧作業実施　QNAP既設ハードディスクのクローン作製　その後仮想RAIDで再構成

まずは不良セクターが発生しているハードディスクのクローン作製を行います。専用機器に接続し最初は障害が発生していない領域のデータをクローニングします。その後不良セクターが発生しているデータ領域を、ハードディスク内のデータを読み取る磁気ヘッドを専用機器で制御し、データのクローニングを行います。普通のPC等ではその領域にアクセスするとフリーズしてしまう様な状態ですが、専用機器からだとアクセスできます。磁気ヘッドを制御してプラッタからデータを読み取る時間を通常よりも時間をかけたりすること等、出来るだけ精度の高いクローンを作製していきます。最終的には99.99%以上の精度でクローン作製する事が出来ました。次に専用機器にクローンディスクを接続し仮想RAIDを構築します。無事仮想RAIDを構築出来ました。RAID内のデータを確認するとお客様からお伺いしていた保存データを確認する事が出来ました。納品用のハードディスクにデータを確保しお客様にご案内とデータ確認の為のご来店をお願い致しました。

明石市データ復旧事例：復旧作業の結果　お客様のご要望されていたデータが全て復旧

明石から再度お越し頂き、データの確認をお願い致しました。QNAPに保存されていた全てのデータを見て頂く事は難しいので、要所要所をご確認頂きました。一部の画像に欠けがあったもののほとんどのデータが問題なく開き、内容も問題が無かったことでお客様から復旧成功のご了承を頂きました。お客様より「助かりました」と笑顔で言って頂けホッと致しました。納品用ハードディスクをお渡しし完了となりました。