データ復旧事例

丹波市データ復旧事例 – 突然壊れた業務利用のバッファロー製外付けHDD、DriveStationからデータ復旧成功（丹波市　建設業）

投稿日：2024.04.18 更新日：2024.4.22

メーカー：バッファロー製
型番：DriveStation　HD-AD4U3　容量：4TB
症状：アクセスできない
障害：重度物理障害
期間：1週間

丹波市データ復旧事例：お客様より　電源投入後カチャカチャと変な音がして正常に認識されない

丹波市の法人様よりデータ復旧のご相談で連絡が入りました。現場事務所で利用しているバッファロー製のDriveStation、HD-AD4U3が昨日電源投入すると「カチャカチャ」と音が鳴るようになってパソコンで読み込めなくなってしまったとの事です。いろんな現場の工程管理や記録画像が入っている為、何とかデータ復旧してほしいとご連絡頂きました。まずは診断させて頂きたい事をお伝えすると郵送するとの事でしたので郵送方法と送り先情報をお伝えしました。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

丹波市データ復旧事例：診断結果　データ復旧診断機器でのアクセス出来ず　磁気ヘッドの損傷

丹波から翌日に当店へ着荷した障害が発生しているDriveStationをデータ復旧専用機器に接続し診断を行いました。外装を外し診断をすると、通電は確認できるもののデータ領域へアクセスする事が出来ません。そしてご申告頂いた「カチャカチャ」と言う音も確認できました。HDD内の磁気ヘッドと呼ばれるデータを直接読み書きする部品が損傷している際に正常な読込み位置に作動せず発生している異音であると判断致しました。クリーンベンチでHDDの開封作業を行い、全く同型の磁気ヘッドが使用されている正常動作品から磁気ヘッドを換装する必要があります。その上で作業を行いデータ復旧できる可能性があると判断致しました。重度物理障害と診断しお客様にご案内致します。

丹波市データ復旧事例：復旧作業実施　磁気ヘッドの移植　クローニング成功・パターン解析の実施

丹波市のお客様に連絡し、障害の状況や今後のDriveStationからのデータ復旧方法についてご案内致しました。復旧までの時間を少し気に掛けていらっしゃったのでお伺いすると、1~2週間後には定期報告で提出しないといけない納品物であるとの事でした。お急ぎ対応のプランをご用意している旨をご案内すると正式にご依頼頂きましたので作業を進めていきます。最初に行うのはクリーンベンチ内でのHDD開封作業とドナーからの磁気ヘッド移植作業です。どちらの作業も経験と技術力が問われます。無事ドナーからの移植が終わったので問題なく動作できるか確認します。無事磁気ヘッドが問題なく動作する事が確認できました。続いてDriveStation内蔵HDDをクローニングします。このままの状態で解析などをかけると、何かのきっかけで再度障害が発生した際に一切データの取り出しが出来なくなる可能性があります。当店では今回のようなケースでは必ずクローンディスクを作製し、クローンディスクからデータ復旧を行うようにしています。専用機器をDriveStation内蔵HDDに接続すると不良セクタが発生している事を確認しました。クローン作製時に不良セクタ上のデータを磁気ヘッドを制御し出来るだけ精度が高いクローンを作製します。最初は障害が発生していないデータ領域からクローニングを行います。続いて障害が発生しているデータ領域も調整を行いながらクローニングしていきます。無事98%以上の精度でクローン作製完了しました。クローンディスク内の保存データをパターン解析を行いながら納品用HDDに確保する事が出来ました。

丹波市データ復旧事例：復旧作業の結果：必要なデータ全て復旧する事に成功

無事データの確保ができたのでお客様に復旧作業の進捗連絡を致しました。復旧データの確認方法についてお伺いすると今から丹波市から当店までお越し頂けるとの事でした。ご相談頂いた日から1週間で復旧できると思っていなかったと喜んで頂いています。ですが私たちはまだ喜ぶ事は出来ません。お客様の必要なデータがしっかり復旧できているか確認頂くまでは気が抜けません。定期報告で提出しないといけないファイルをまずご確認頂いたのですが、すべて問題なく開く事が出来るとお喜び頂けました。私たちもホッとする事が出来ました。その他の工程管理用のエクセルファイルや現場の施工写真なども一通りご確認くださいました。いくつか開く事が出来ないファイルがあったものの別のファイルから転載できるものだったようで問題ないと仰って頂けました。納品用HDDをお客様にお渡しをし作業完了となりました。