データ復旧事例

【TVで紹介】神戸三宮ラボ事例：NasNavigator2でも認識されなくなったLinkStation(リンクステーション)からデータ復旧に成功(神戸市中央区　デザイナー)

投稿日：2024.03.11 更新日：2024.03.11

メーカー：Buffalo社製
型番：LS220D0602G　容量:3TB×2
症状：アクセスできない
障害：物理障害
期間：5日

お客様より:神戸でデザイナーをやっています。業務で重要なデータをLinkStationに保存しています

お客様からご依頼頂いたデザインや素材データ、納品用のデータなど、重要なデータを保存しているリンクステーションに急にアクセスできなくなりました。読み込みに時間が掛かると感じてはいたものの使えるのでそこまでは気にしていませんでした。昨日作業中のデータを一度保存しようとセーブしたのですがいつまで経っても終わらないのでリンクステーションを再起動かけると全くアクセス出来なくなりました。NasNavigator2上でもアクセスできず、1週間後に納品のデータもあるのでとても困っています。何とかご対応をお願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果:LinkStationを診断すると不良セクタを多数確認しました。

突然アクセスできなくなったLinkStationをお持ち込み頂きました。1週間後には必要なデータがあるとお申し出があり、お急ぎである事がお客様の表情からも伺えます。まずはHDDを取外しデータ復旧専用機器に接続します。専用機器は普通のPCやサーバーなどではアクセスできない障害があるHDDにもアクセスできる為、今回のような障害にも有効な対処がとれます。確認をすると2台のHDD内に多数の不良セクタを確認しました。不良セクタが多くなるとその領域の障害が原因で今回のようなアクセスできない事象が起こる事が多いです。このHDDのクローンを作製し作成したクローンを解析する事によりデータ復旧できる可能性がある事をご案内しました。

復旧作業にチャレンジです

お客様にご提案を行いご了承頂きましたので復旧作業に取り掛かります。まずは1台のHDDをクローニングします。初めは障害が発生していないデータ領域を、それから障害の発生している領域を負荷をかけたり磁気ヘッドを制御しながら精度の高いクローンを作製していきます。最終的に99.99%以上の精度クローン作製する事が出来ました。念のためクローンディスクをRAID解析してみるとRAID0でご利用になられている事が分かりました。次に2台目のHDDをのクローン作製に着手します。2台目のHDDも1台目と同じようにクローンを作製し、無事99%以上のデータを復旧する事に成功しました。次に2台のHDDを専用機器に接続しソフトウェア上でRAID構成を行います。無事仮想RAIDを構成できたのでその中からお客様がおっしゃてた納期を控えたデータを別のHDDに確保します。お急ぎとの事でしたのでお客様に来店頂きデータ確認をして頂きます。

復旧作業の結果:

お急ぎで必要なデータをまず確認頂きました。お客様のこわばる表情を見てドキッとしましたが、すべてのファイルやフォルダ構成なども問題なく、開く事が出来ると仰って頂きました。こちらのデータのみ別媒体で先行納品をさせて頂きました。次にその他のデータをファイル点数が多いので時間が掛かりましたが納品用HDDに確保していきます。最後にこの確保データを確認頂きましたが、気になるファイルはすべて問題なかったと言って頂きホッと胸をなでおろしました。