データ復旧事例
休日明け突然アクセスできなくなった2UラックでRAID5構成のNASから特急データ復旧作業に成功（物理障害 岡山県岡山市 運送業）
メーカー：Seagate製
型番：ST6000DM003 6.0TB×4台構成
症状：データへのアクセスができない
障害：物理障害
期間：6日
お客様より
社内で共有ファイルサーバーとして10年ほど利用しているWindowsサーバーが通電はするものの全く立ち上がらず、ネットワーク上でも見つからない状態です。OS自体も立ち上がらず状況が分かりません。納入業者に確認するものの完全に壊れているとの事でデータ復旧業者などは分からないと言われネットで探して連絡しました。ラックごとは持ち込めない為、HDDをそのまま持ち込みました。RAID等に詳しくなくどういう構成なのかはわかっておりません。業務がほとんどストップしているので何とか早く復旧をお願いします。必要なものはshareフォルダ直下の2023年と言うフォルダが取り急ぎ必要です。他のファイルについても必要なので宜しくお願い致します。
データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。
診断の結果
今回特急作業でのご依頼になります、お持ち込み頂いた内蔵HDDですが、6TB×4台の24TB構成です。まずはそれぞれのHDDを専用機器に接続し診断を行います。2台のHDDから多数の不良セクタを確認しました。恐らく不良セクタが発生しその領域を読み込む事が出来ずサーバー自体が起動しないと判断しました。まずこの2台のHDDのクローンを作成を行います。その後取得したクローンHDDを他の2台のHDDと合わせてRAIDで構成できるかの確認をします。作業と確認の工数が多い復旧作業になります。これらをお客様に説明し作業に取り掛かります。
復旧作業にチャレンジです
まず、不良セクタの発生しているハードディスクのクローン作業を実施しました。専用機器を障害が発生しているハードディスクに接続し、まずは障害の発生していないデータ領域からクローニングを行います。障害の出ていないデータ領域からクローン作製を行い、その後障害が発生しているデータ領域を様々な調整を加えながら何度もクローニングしていきます。結果として、2台ともに99％以上の精度のクローンを作成することができました。また、正常な2台のハードディスクについても、保全を行う為にクローン作業を実施しました。全てのハードディスのクローン作業が完了した後に、RAIDの解析作業を行ったところ、お客様の必要なデータを確認することができました。
復旧作業の結果
特急プランでのご依頼でしたので、先行納品依頼で指定フォルダをデータ確認して頂き納品させて頂きました。その後引き続きデータの復旧作業を行い、取得できたデータのデータリストを作成しました。お客様にご確認いただいたところ、全てのデータが問題なく復旧できているとのご判断をいただくことができました。念のため、重要度の高いファイルをリモートでオープン確認して頂いた所、30ファイル中30ファイル全てのファイルが正常に開けることを確認できました。お客様より問題ないと言って頂きましたので納品作業を進めさせて頂き、復旧作業完了とさせて頂きました。
担当技術者より
今回のお客様は元々管理している方がおられたのですがその方が退職後も利用できる環境がある為、そのままメンテナンス等行わず使ってこられたようです。しかし問題が発生してしまうと業務に滞りが出てしまい様々な支障をきたす恐れがあります。定期的にメンテナンスや保守サポートを依頼できる業者を探すなどが必要です。
まとめ
設定内容がわからないRAID5構成のWindowsサーバーの障害でも、クイックマンならデータ復旧が可能です。まずは、フリーダイアルよりクイックマンまでご相談くださいますよう、よろしくお願いいたします。
データ復旧クイックマン 心斎橋本店大阪市中央区南船場2-12-10 ダイゼンビル4F  心斎橋本店 |
データ復旧クイックマン 梅田大阪駅前店大阪市北区梅田1丁目1-1番3 大阪駅前第3ビル 2F  梅田大阪駅前店 |
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嶌津 篤勝(しまづ あつかつ) |
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